戦前の話

お盆も開院中!若林鍼灸院です。
さて、今日はご年配の方と接していて気付いた事を書きたいと思います。
私が往診先で接する方々は、70代・80代の方が中心です。
戦前・戦中にまだ小さかったり、若かった方が多く、多感な時期に大きな恐怖と不自由を強いられ、まさに戦前は「暗黒時代」だったと多くの方が語られます。
しかし、彼らより更に上の世代・90代以上の戦前の体験はどうも少し違うようです。
確かに戦中は大変だったようです。
ただ大正の末や昭和の初期までは、大阪では自由もあり、華やかさもあった時代だったそうです。
軍国主義一辺倒という訳ではなく、今の方と差ほど変わらない暮らしを送っていたようです。
(大阪の都市部の話です。地方の農村の暮らしは大変だったでしょうが・・・。)
私は学校で「戦前はすべて暗黒時代で、戦後にGHQのお陰で今の明るい?社会になった。」と教えられましたが、果たして本当でしょうか?
探してみると、案外身近に、元気な90代後半や100歳の方もおられるはずです。
(豊中市には約100人も100歳以上の方がおられます!)
小中学生のみなさん、夏休みの自由研究にインタビューしてもてはいががですか?
本やネットではなく、生の声を聞くと、面白い発見があるかもしれませんよ。

大阪府豊中市の若林鍼灸院HP

間食恐るべし。果物は意外な盲点かも。

どうも!お盆の営業中。若林鍼灸院です。
さてさて、私の患者さんのお話です。
血糖値、血圧、尿酸値が高いということで、ダイエットを始められた方がいらっしゃいます。
老人ホームに入居されているのですが、ホームで出される食事以外に間食をなさっておりました。
まずは間食を止めることから始められました。
間食をストップして半年ほど経ちましたが、なんと15キロも程体重が減少しました。
(今までどれ程の間食を摂られていたのでしょうか・・・・?!もちろん体に溜った余分な水分を排除すべく、鍼治療も併行して行いました。)
間食はホームの食事は果物が少ないということで、毎日果物を中心に、おかきやスルメなどを食べておられました。
中年以降の方には、「果物は体にいい!」と強く信じている方が多いようです。
(この「果物信仰」は何故でしょう?
昔、果物が貴重だっかからかな??
「お見舞いにバナナ」の時代の影響??
物語で聞いた大航海時代の壊血病の恐怖からか??←冗談です。)
最近の果物は特に糖分が多く、食べ過ぎには注意が必要だと思います。
極言すれば、フルーツ味の砂糖水を飲んでいると同じだと思います。(もちろん極言ですよ。極言。)
女性で膝が痛く、ムクミやすい方などは、問診してみると、果物が大好きな方が多いように感じます。
お菓子は注意して控えてられる方も、なぜか果物はOK!なんですね~。
昔は果物を「水菓子」と呼びましたが、やはり果物もお菓子の仲間でしょうね。
もちろんケーキやチョコレートよりは、確かにビタミン・酵素・食物繊維も豊富なのでしょうが、程々に。
それから、ここ数年、低炭水化物ダイエットなるものが流行していますが、あれもやりすぎは危険ですよ。
何か一つへの極端な片寄りや不足は、全体のバランスを崩すことにつながると思います。
少しはご飯も食べて下さい。
何でも程々にお願いします。
大阪府豊中市の若林鍼灸院HP

電話営業必勝法!?~治療院編

一般の家庭もそうだろうけど、治療院にも営業や勧誘の電話が非常に多い。
一時期多かったインターネットのSEO対策の営業電話が陰を潜め、最近はK○DIや○フトバンクの携帯や固定電話の回線の乗り換えの営業がやたら多い。
営業の電話は、変にテンションが高かったり、妙に喋り方が流暢だったり、後ろがザワザワと騒がしかったりするので、相手が名乗る前に「営業だな!」とピンと来ます。
もうそうなると、セールストークを聞く前から電話を切る体勢に入ります(笑)。
どうしても話を聞いてもらいたいなら、木訥としたしゃべり方で小さな声で話し(お腹が痛そうに喋るといいかも)、社名ではなく先ずは個人名だけを名乗ると完璧?!
そうしたら、患者さんからの電話だと思って、治療院の先生は話をとりえあえず聞いてくれるはず。
ただ営業だとバレた瞬間に、院長から怒鳴られること必至ですが…。
中には奇特な先生が、話に食い付いてくるかもしれません(ほんまかいな…)。
これを飛び込みの訪問営業で接骨院に使うのはやめましょうね。
柔道有段者のイカツイ先生に摘み出されるかもしれません(笑)
もちろん冗談ですよ。試さないでくださいね。
大阪府豊中市の若林鍼灸院HP

ムクミ侮るべからず

91歳の祖母が入院しました。
数週間前に、心不全が原因で肺に水が溜り胸の苦しさを訴えて、救急車で病院へ運ばれました。
病院での処置のお陰で快方に向かい、まだ自宅に戻れないものの、とても良い状態です。
(中国医学的な脈診の所見からも、良い状態にあると思います。)
入院する前から、足の浮腫がとても酷い状態でした。
鍼灸をしても一進一退の状況でした。
救急車で運ばれる数日前から、信じられないのですが、足の皮膚から水が溢れだし、足が濡れている状態でした。
浮腫も極限に達すると、おそらく小ささ傷などから、行き場を失った水が漏れ出すことがあるようです。
私の相母のように心臓性の浮腫の場合は、TVでCMしているような浮腫防止のストッキングや弾性包帯による圧迫も避けた方が無難です。
マッサージやリンパドレナージ、整形や整骨院にあるような下肢を包みこむようなマッサージ器(メドマーなど)も止めた方がいいでしょう。
鍼灸の効果はあるでしょうが、まずは循環器の専門医の受診を薦めます。
臨床でよく出くわす症状なのですが、ムクミを軽く考えない方がいいのは確かです。
私もとても勉強になりました。
太い鍼を使ってブスブスと患者さんの下肢に刺している同業者の方は、特に注意した方がいいと思います。
私の祖母のように、皮膚から水が漏れ出しても知りませんよ。
マッサージをする場合も、下腿の浮腫だからって、安易に求心性に擦り上げれば良いわけではありません。
私を含めて、常に細心の注意を払って、施術に取り組まないといけません。
大阪府豊中市の若林鍼灸院HP

老人施設の良し悪し

今月は更新が滞っています。
短いですが、少しだけ書きます。
今年に入ってから、自分の祖父母のことや、患者さんの往診等で、老人施設や病院にお邪魔することが増えています。
最近、施設の良し悪しというか、最低限クリアすべき基準を簡単にチェックする方法を見つけました。
それは、臭いです。
排泄物の臭いがするか否かです。
(どこでも少しは臭います)
入居者や入院患者さんのオムツを頻繁に交換し、ちゃんと着替えさせ、汚れ物の処理と清掃が行き届いいれば、施設内に強い臭いが充満することは無いはずです。
もちろん現場のスタッフさんに罪はなく、皆さん全力で頑張っておられるので、施設の運営や人員面の問題、制度的な問題だと思いまが・・・。

大阪府豊中市の若林鍼灸院HP