オレオレ鍼灸!?

今日の大阪は最高気温が18度だそうです。
2月なのに、ビックリですね。
こうも気温が高いと、今年も入学式シーズンより前に桜が散ってしまいそうですね。
さてさて、本題。
私は、就寝前などにネットサーフィンをして時間を浪費してしまいます。
オークションで掘り出し物を探したり、友人のブログを読むのが日課になっています。
職業柄、他の鍼灸院や治療院のホームページ(以下HP)も、気になりますので時折チェックしてしまいます。
当院のHPは、自分で作成したもので貧相なのですが、お金を掛けた他院のHPは美しいですね。
どの先生も自分の、こだわりの治療法や治療方針があり、興味深く拝見しています。
中には中国の文献を翻訳しているHPやご自身の研究や症例集を掲載されているHPもあり、プロが見ても勉強になるサイトもあります。
しかしながら、同業者として「これはちょっと?!」と思う記載も見受けられます。
どこに引っかかるかと言うと、自分の治療法は絶対で、他院の方法を否定している、独善的な記載です。
鍼灸には、強引に二つに分けるならば、現代医学的なアプローチの鍼灸と古典的、伝統的な鍼灸があります。
その中にも、それぞれ多数の流派や立場の違いがあります。
立場が違えば、それぞれに違った世界があり、違った見方があります。
マークシートの試験のように正解が一つだとは限りません。
自分の方法に自信を持つことは大切ですが、他の人の治療法を勉強したり、経験したこともないのに否定する記載を見かけると、同業者として本当に悲しくなります。
大人として最低限の礼儀を守るべきだと思いますね。
まっ、そういう「オレが!オレが!」的鍼灸師、略して「オレオレ鍼灸師」が好きな方は、ネットサーフィンをしていると、見つかるはずですので・・・。
私は今一、押しが弱いタイプなので、少しは見習った方が良いかもしれませんね(笑)。
大阪府豊中市の鍼灸院・獨立軒若林鍼灸院HP

問診について

こんにちは!段々と暖かくなってきましたね。
日も長くなってきたし、いい感じです
さてさて、今日は問診について書きたいと思います。
例えば、腰痛で当院に来られたとします。
病院でも他院でも、まずは先生から問診があると思います。
おそらく、腰の症状に関係する質問をされると思います。
加えて、当院では、一見関係ないような事も聞かせてもらっています。
睡眠や食事や便通のこと、女性なら生理のことなども併せてお伺いしています。
「何で?」「関係ないじゃん?」と思われがちですが、実は治療方針を立てるのに重要なんですね。
決して個人的な趣味で聞いている訳ではありませんので、安心してください(笑)
これらの情報を五行(五臓)的に分類して、脈診の結果と総合して、治療方針(使うツボ)を決めているのです。
患者様が訴えられる腰の痛み(主訴)以外に、大切な情報が隠れているものなのです。
たまに「何でそんな事聞くの?」と言われますので、ブログに書いてみました。
大阪府豊中市・東洋医学専門の鍼灸院 獨立軒若林鍼灸院HP

立春

まだまだ、寒い日が続いていますが、暦の上ではもう春です。
中国の伝統医学では、四季の変化に人間も対応して暮していくことが、養生の秘訣だとされています。
例えば春ならば、以下のように生活するべきだとされています。

「春三月、此謂發陳。天地倶生、萬物以榮。夜臥早起、廣歩於庭。被髮緩形、以使志生。生而勿殺、予而勿奪、賞而勿罰。此春氣之應養生之道也。逆之則傷肝、夏爲寒變、奉長者少。」(『素問』卷一・四氣調神大論第二)
これを無茶苦茶に意訳すると・・・
「春の三ヶ月間は、「發陳」という様々なものが新しく生まれ出る季節。
天地の気が目覚めだし、自然界に生気に満ちてくる。
春なんだから、冬のようにダラダラ寝ないで、早起きして、例えば公園でもゆっくり散歩してみたら?
髪を束ねているならば解くなど体をリラックスさせ、精神面でもノビノビ、活き活き、溌剌とした気持ちが大事。
春の心身の高揚感、ルンルン感?を押し殺したりすることなく、むしろ助長しましょう。
これが春の養生法です。
このルールに反すると、肝を傷つけることになり、夏にガタがくるかも・・・」
品のない超意訳ですが、ニュアンスは伝わったでしょうか?

う~ん、「実践しろと言われても・・・」というのが正直な感想でしょうね。(まっ、ご参考程度にしてください。)
今日から季節は春です。
新しい生命の息吹とともに、ノビノビとおおらかに過ごしましょう!
ダラダラしないで、体を積極的に動かし、新しいことにもチャレンジしましょうね!

私はココにおります。→大阪府豊中市にある東洋医学専門の鍼灸院・獨立軒若林鍼灸院HP