まだまだ、寒い日が続いていますが、暦の上ではもう春です。
中国の伝統医学では、四季の変化に人間も対応して暮していくことが、養生の秘訣だとされています。
例えば春ならば、以下のように生活するべきだとされています。
「春三月、此謂發陳。天地倶生、萬物以榮。夜臥早起、廣歩於庭。被髮緩形、以使志生。生而勿殺、予而勿奪、賞而勿罰。此春氣之應養生之道也。逆之則傷肝、夏爲寒變、奉長者少。」(『素問』卷一・四氣調神大論第二)
これを無茶苦茶に意訳すると・・・
「春の三ヶ月間は、「發陳」という様々なものが新しく生まれ出る季節。
天地の気が目覚めだし、自然界に生気に満ちてくる。
春なんだから、冬のようにダラダラ寝ないで、早起きして、例えば公園でもゆっくり散歩してみたら?
髪を束ねているならば解くなど体をリラックスさせ、精神面でもノビノビ、活き活き、溌剌とした気持ちが大事。
春の心身の高揚感、ルンルン感?を押し殺したりすることなく、むしろ助長しましょう。
これが春の養生法です。
このルールに反すると、肝を傷つけることになり、夏にガタがくるかも・・・」
品のない超意訳ですが、ニュアンスは伝わったでしょうか?
う~ん、「実践しろと言われても・・・」というのが正直な感想でしょうね。(まっ、ご参考程度にしてください。)
今日から季節は春です。
新しい生命の息吹とともに、ノビノビとおおらかに過ごしましょう!
ダラダラしないで、体を積極的に動かし、新しいことにもチャレンジしましょうね!
私はココにおります。→大阪府豊中市にある東洋医学専門の鍼灸院・獨立軒若林鍼灸院HP