2022年もよろしくお願いします。

早いもので1月も終わろうとしております。
遅くなりましたが、当院へ通ってくださっている患者様、お世話になっている治療家の先生方、近隣の皆様、本年もどうぞよろしくお願いします。

年末で46歳になりました。
ここ数年、趣味の空手の稽古も全く出来ておらず、年齢を重ねるごとに体力は衰えるばかり。
患者さんの中には「先生は仕事で体を使うから運動になっていいよね」と言ってくだいますが、鍼にしても筋膜リリースなどの手技にしても腕は疲れますが、偏った動作ばかりで、全身の運動になってないんです。

そこで11月から簡単な体操を始めました。
数年前から、ごく一部の患者さんのセルフケアとして指導させていだいていた体操なのですが、自分自身はサボって真面目にやっておらず、自身で心底、効果を体感していませんでした。

3か月ほどほぼ毎日続けてみたところ、腰の痛みが出なくなってきたし、首の凝りや巻き肩などが少しずつ改善されてきているようです。
さらに、気が向いて時だけ鏡を見ながら空手の突きや蹴りなどの基本稽古を少しするのですが、確実に以前よりもスムーズに突くことができ、蹴りも高く蹴れるようになりました。空手の稽古をサボっているのにパフォーマンスが上がるなんて、自分でもビックリしました。

そんなこんなで効果を実感した体操(筋トレ)を今年から本格的に施術に取り入れたり、患者さんにセルフケア用にどんどん指導していきますので、常連の患者さん方、覚悟しといてくださいね(笑)

もちろん私は鍼灸師ですし、当院は鍼灸院ですから、鍼してナンボなので、鍼がメイン、運動療法はサブです。
鍼の方も、去年よりも技術の向上を心掛け、納得できる治療が少しでも出来るように頑張ります。

治療の合間に、書いた文章です。乱文お許しくださいませ。

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献血の効用?

先日、献血をしてきました。(阪急池田駅にて)

私は鍼灸師なんですが、注射針が怖くて、特に採血は苦手です。

それなのに、なんでやねん!と思われるかもしれませんね。
献血バス
献血の理由はズバリ、我らが愛するB型人間を助ける為であります。

何を隠そう、私はB型。
何故か不当な弾圧を受けるB型!?
献血は両親もB型、兄弟もB型、濃い?B型としての義務だと思っています(笑)

決してお礼の品の為ではございません…
献血のお礼

私の献血の理由などは置いといて、耳よりな情報を。
献血は一部の人にとって健康に良い可能性があるんです。
(全員ではないですよ。あくまでも一部!)

献血による健康へのメリットがあるかもしれない方は、鉄分が溜まっている人!
(特に男性は要注意。月経による出血もないし、飽食の時代の昨今は鉄の摂取量も増えています。)

過剰な鉄分が肝臓に溜まると、NASH (非アルコール性脂肪肝炎)の引き金になることもあるそうです。

また鉄分と心疾患の関係も疑われています。
何でも過剰な鉄分がフリーラジカルを活性させて、心臓の血管(冠動脈)に悪さをする可能性があるようです。

その過剰鉄分を排出できる献血は、人助けにもなって、自身の健康にもつながるかもしれないし、一挙両得ですな。

献血以外に個人で出来る、体内の鉄を減少させる手段としては、長距離のランニングが挙げられます。
長距離を走ると、繰り返しの衝撃が足底に加わります。その衝撃が足の裏の血管を流れる赤血球を破壊するので、結果的に鉄分が消費されます。(昔、行岡鍼灸専門学校で生理学のT本先生が教えてくれた。だから特に女子のランナーさんは、貧血に要注意です。)

これは冗談ですが、空手家なら前腕や脛の鍛錬(硬いものに前腕や脛ぶつけて鍛えること)でも赤血球が破壊できそうです。
たぶん鉄分を消費する前に、腕と脚が腫れあがり、使い物にならなくなりそう…。

走るのが嫌いだし、鍛錬は痛いし、私には無理かも。

汗を大量にかいて鉄分を排出するという、気の遠くなるような方法もありそうです。
しかし、効率が悪いし、干からびてしまいそうですな。

やっぱり献血による瀉血が現実的かも。

最初に書きましたが、献血の最大の目的は、輸血を必要としている方を助けることです。
健康の為に行うべきものではありません。

しかしながら、献血する人、しない人も、取り過ぎた鉄分が悪さをする可能性もあることを知っておいて損はないと思います。(鉄入りマルチサプリメントを飲んでる人も要注意ですよ。)

もちろん鉄欠乏症も問題ですので、ご注意くださいね。
興味を持たれた方は、以下の厚労省のサイトが詳しいのでご参照くださいね。
http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/07.html

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効果が分からないのですけど・・・

鍼灸の場合も、西洋医学の場合も、一般的に発症から日が浅いものの方が、治りやすく、慢性化したものは改善に日数がかかるものです。
それに堪えきれずに、病院や鍼灸院を渉り歩かれている方をとても多くお見受けします。(それは、もちろん治療家サイドの責任もあるのですが・・)

慢性でも五十肩や腰痛などは、施術後に多少なりとも痛みが軽減したり、関節がスムーズに動いたり、効果がすぐに見えやすいので、患者さんが治療へのモチベーションを維持しやすいように思えます。

しかし慢性の皮膚、内臓、神経系の病気、心の病などは、短期間では効果を実感しにくく、治療へのモチベーションを保つのが困難です。
たとえ辛い症状が軽減されてなくても、治療の継続により、
睡眠の質が改善したり、お食事がおいしくなったり、便通が整ったり、お小水の出が良くなったり、夜中のトイレの回数が減ったり、顔色が良くなったり、呼吸が楽になったり、知り合いから「最近、元気そうね!」と言われたり、気持ちが前向きになったり、肩こりがしなっくなったり、女性なら生理周期が整ったりと・・・etc
と確実に変化しているはずです。

これらの小さな変化を積み重ねる中で、ふと気付いてみると辛い症状が改善されているはずです。

せっかく貴重な時間を割いて高い治療を受けているのですから、辛い症状以外の身体の変化にも探ってみてください。きっと良い兆しに気づかれることでしょう。

モチベーションアップの為にも、患者さんに治療の中でお伝えすればよいのですが、余計なお喋りをし過ぎて、ついつい疎かになってまってますので、ブログに書いてみました(笑)

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戦前の話

お盆も開院中!若林鍼灸院です。
さて、今日はご年配の方と接していて気付いた事を書きたいと思います。
私が往診先で接する方々は、70代・80代の方が中心です。
戦前・戦中にまだ小さかったり、若かった方が多く、多感な時期に大きな恐怖と不自由を強いられ、まさに戦前は「暗黒時代」だったと多くの方が語られます。
しかし、彼らより更に上の世代・90代以上の戦前の体験はどうも少し違うようです。
確かに戦中は大変だったようです。
ただ大正の末や昭和の初期までは、大阪では自由もあり、華やかさもあった時代だったそうです。
軍国主義一辺倒という訳ではなく、今の方と差ほど変わらない暮らしを送っていたようです。
(大阪の都市部の話です。地方の農村の暮らしは大変だったでしょうが・・・。)
私は学校で「戦前はすべて暗黒時代で、戦後にGHQのお陰で今の明るい?社会になった。」と教えられましたが、果たして本当でしょうか?
探してみると、案外身近に、元気な90代後半や100歳の方もおられるはずです。
(豊中市には約100人も100歳以上の方がおられます!)
小中学生のみなさん、夏休みの自由研究にインタビューしてもてはいががですか?
本やネットではなく、生の声を聞くと、面白い発見があるかもしれませんよ。

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間食恐るべし。果物は意外な盲点かも。

どうも!お盆の営業中。若林鍼灸院です。
さてさて、私の患者さんのお話です。
血糖値、血圧、尿酸値が高いということで、ダイエットを始められた方がいらっしゃいます。
老人ホームに入居されているのですが、ホームで出される食事以外に間食をなさっておりました。
まずは間食を止めることから始められました。
間食をストップして半年ほど経ちましたが、なんと15キロも程体重が減少しました。
(今までどれ程の間食を摂られていたのでしょうか・・・・?!もちろん体に溜った余分な水分を排除すべく、鍼治療も併行して行いました。)
間食はホームの食事は果物が少ないということで、毎日果物を中心に、おかきやスルメなどを食べておられました。
中年以降の方には、「果物は体にいい!」と強く信じている方が多いようです。
(この「果物信仰」は何故でしょう?
昔、果物が貴重だっかからかな??
「お見舞いにバナナ」の時代の影響??
物語で聞いた大航海時代の壊血病の恐怖からか??←冗談です。)
最近の果物は特に糖分が多く、食べ過ぎには注意が必要だと思います。
極言すれば、フルーツ味の砂糖水を飲んでいると同じだと思います。(もちろん極言ですよ。極言。)
女性で膝が痛く、ムクミやすい方などは、問診してみると、果物が大好きな方が多いように感じます。
お菓子は注意して控えてられる方も、なぜか果物はOK!なんですね~。
昔は果物を「水菓子」と呼びましたが、やはり果物もお菓子の仲間でしょうね。
もちろんケーキやチョコレートよりは、確かにビタミン・酵素・食物繊維も豊富なのでしょうが、程々に。
それから、ここ数年、低炭水化物ダイエットなるものが流行していますが、あれもやりすぎは危険ですよ。
何か一つへの極端な片寄りや不足は、全体のバランスを崩すことにつながると思います。
少しはご飯も食べて下さい。
何でも程々にお願いします。
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