ほんまかいな?!~怪しげな情報商材

ネットサーフィンをしていると、怪しい情報を販売しているサイトに出くわします。
例えば
すぐに彼女(彼氏)が出来る方法
○日間で集客がアップするマニュアル
とか・・・
で、効果がなければ即返金(ほんまかいな・・・)
値段は払おうと思えば払える金額、1万円~2万くらい。
巷ではこういう情報を「情報商材」と呼ぶそうだ。(ウィキペディア「情報商材」を参照)
更に健康の分野でも
ダイエット、バストアップ、不妊、アトピー、腰痛など色々な悩みの解消を謳った情報が販売されています。
購入したことがないので、一概には言えませんが、冷静に広告文句を読んでみると胡散臭そうなものが大半です。
たまたま、この健康分野の情報商材を検証する記事を見つけましたので、ご紹介します。
「5人の専門医師らが検証」(ITビジネスジャーナル)http://itbiz-j.com/dr/
上記の記事では、不妊症、ダイエット、生理痛、バストアップ、子宮筋腫に関する情報商材に関する検証を行っています。
悩みのまっただ中にいると、冷静に考えられないのは分かりますし、少しの可能性にでも期待を抱いてしまう気持ちも理解できます。
ただその真剣な気持ちを逆手に取る詐欺的な業者が多いのも事実です。
恋愛やギャンブル必勝法?でガセネタを掴ませれても笑って済ませることが出来るでしょうが、誤った情報で健康被害が出たら大変です。
くれぐれも、健康に関する情報商材には、ご注意くださいね。
私も「行列が出来る集客マニュアル」などに惑わされないようにします(笑)
大阪府豊中市の若林鍼灸院HP

大阪の部屋は寒い?!

年末から、ずっーと寒い日が続いています。
もともと古い店舗を改築している当院は断熱性に劣っており、話題のエコ住宅とは対極の環境です。
毎朝の室温は、2℃~4℃。
すぐにストーブを焚くのですが、暖まるまでに時間がかかり、毎日苦行を強いられています。
物理的な寒さに長時間晒されるのは、氣血の流れを停滞させ、体にいいはずはありません。
でも最近は、エコか単なるケチなのかはしりませんが、冬でも暖房の設定温度を下げて、肌寒い部屋で耐えて暮している方も多いようです。
夏の冷房の設定温度を上げるのは大賛成ですが、暖房はあまり節約しない方がいいと思います。
日本でも北国の方やアメリカなどでは、薄着で過ごせる位、ガンガンに暖房を入れるそうです。
そこまでは行き過ぎでしょうが、大阪の一般家庭の室温は低すぎるような気がします。
いくら流行の生姜のお茶に飲んだり、手軽な漢方を買ったり、散歩したり、健康ランドに行ったり、足にお灸したりしても、その後に気温の低い室内でじっとしてれば、冷えていってしまいますよ。
案外、盲点なのかもしれませんが、体の冷えが気になる方は、多少の光熱費は犠牲にしても、室温も見直してみましょう。
因みに大阪の平均室温は19.1℃だそうで、薄着の傾向があるそうです。(参考URL http://weathernews.com/ja/nc/press/2011/110124.html
せめて、厚着をしましょう・・・。
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選択肢が失われていく・・・

いつもメインで使っている鍼は、東京にある老舗の鍼屋さんのものです。
その他は、いろいろな鍼屋さんの製品を試しながら使っています。
今年の初めに、医交社製作所(広島市)さんから、案内をいただいていたのを思い出し、先ほど問い合せをしてみました。
医交社の鍼は良い、と鍼灸学校時代に先生からも聞いたことがあるので、一度使ってみたかったのですが、残念なことに今年一杯で製造を中止するそうです。
社長さんがご高齢なのと、若い鍼灸師が大量生産の安価なディスポーザブル鍼に流れたことが原因らしいです。
医交社さんの鍼を愛用している鍼灸師は、買い溜めしているそうです・・・。
鍼道具の選択の幅が狭まるのは、大変残念です。
そのうち、すべてがディスポ鍼になり、国産の鍼がなくなり、素材はステンレスだけになり、太さやサイズも限定されてと徐々に選択肢が狭まっていきやしないか心配です。
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高齢者の肺炎、意外なサイン

先日、とある施設に入居中であるご高齢の方への往診依頼をいただきました。
しかし前日にご家族からお電話があり、肺炎で入院されたとのことで、往診は見送りとなりました。
誤嚥性肺炎だそうです。
感染性の肺炎も脅威ですが、高齢者にとって最も怖いのが気管に食べ物や胃の内容物が誤って入ったことによって起こる、この誤嚥性肺炎です。
発熱や呼吸が苦しそう、咳、痰が出るなどのサインがあれば、ご家族や介護の方にも分かりやすいのですが、ご高齢の方だとそれらの明確な徴候が出ない場合も多いようです。
明確な呼吸困難がなくても不自然な呼吸をしていたり(肩で息をしていたりや呼吸の際に頚部の筋肉が緊張しているなど)、通常よりもしんどそうで反応が鈍かったり、食事を飲み込みにくくなったりと一見肺炎とは関係ない徴候が見られる場合もあります。
高齢者の肺炎の際には、熱がないのにいつもより脈拍が極端に早い場合も見受けられます。
ご家庭での介護・看護、施設や病院にお見舞いに行かれた際に、少しでもおかしいなと思ったら躊躇せず、医師・看護師や施設のスタッフに相談してください。
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美容の鍼は効きますけども

鍼灸業界では数年前から美容ブームです。
美顔目的の鍼(以下、美顔鍼)が業界内で流行ってるんです。(残念ながら世間には浸透していないようですが・・・)
美顔鍼は、一般的に顔のツボや筋肉に細い鍼を刺し、一定時間置いておく治療が一般的なようです。
中には鍼に通電したり、お灸を併用する鍼灸師もいるようです。
どの方法でも即効性があり、くすみやたるみ等が改善されます。
しかも、最近は超極細鍼も開発され、無痛の施術なのです。
ただ、エステでのフェイシャルマッサージと比べて、美顔鍼がどれほど優れているかは不明です。(筋肉や神経を直接的に刺激できる点では、鍼の方がが優れてます。)
顔のマッサージも即効性がありますし、何よりも施術が気持ちいい。(気持ち良さでは、鍼は確実に負けてる。)
どちらにしても、残念なことに美顔鍼にしてもエステにしても効果は永続的ではありません(美顔鍼の方が効果が続くと思うけど・・・)。
経済的に余裕があり、定期的に受けられる人はいいのですが、今のご時世なかなか難しい方も多いと思います。
でも、大丈夫!(いや、たぶん大丈夫かも・・・)
仕事柄、中高年や高齢の女性と接する機会が多く、観察していると、日頃からあまり手入れをしていなくても肌がキレイな方、バッチリ手入れをされていてもそれほどでもない方(ゴメンなさい・・・)がいらっしゃいます。
どうやら、日常の化粧品やマッサージ等に関わらず、厳然として持って生まれた肌質というか体質は存在しているようです。
加えて、顔の色艶、肌理などは、その人の現在のお体の状況や生活習慣等を如実に映し出すものでもあり、内側がを整えることが重要なポイントです。
持って生まれた肌のベース自体を変化させるのは困難でしょうが、食事・睡眠・運動等の生活習慣改善や日常のストレスをコントロールすることこそが、長い目で見れば、エステや美顔鍼や高級な化粧品を上回るものだと思います。
(人体は顔面だけで成立している訳ではありませんので、顔だけケアしても仕方ないのは当然なのですね)
当院では美顔鍼のコースはありませんが、顔面の諸症状を内側の問題の表われと捉え、中国医学で言う内側・五蔵(五臓)のアンバランスを是正する治療を行っています。(はい、ズバリ宣伝です。)
もしも生活習慣改善で効果が上がらなければ、一度、当院のような体質改善的な施術を行っている鍼灸院へ相談してみるのも手かも。

令和4年10月加筆 この記事から10数年経過しましたが、美容鍼を研究、実践してきた鍼灸師の先生方のご努力のお陰で、技術も理論も進歩し、当時より格段に効果が高いものになっています。

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