バイオテロ?(古書のダニ対策)

中国から古書を取り寄せたら、えげつない代物が届いた。
古い本なので、劣化しているのは当然だけど、表紙は破れているし、汚れているし、中身は虫食いやら鼠にかじられているし、、書き込みはあるし、臭いし、おまけに開くと痒くなる。
(写真ではまだキレイに見えているように思う。現物の雰囲気が伝わらないのが残念!)

どうもダニが大量に付着しているようだ・・・。
本を開くと、腕や顔までが痒くなる。
うわぁ、生物兵器によるテロか(笑)
殺虫剤を使いたいところだけど、殺虫剤が染み込んだ本を触るのも気持ち悪いので、違い方法を模索。
ネットで検索したところ、電子レンジで加熱するとダニが退治できるらしい。
(ブログ「ジャパン・ハンドラーズと国際金融危機情報」2008年9月25日の記事http://amesei.exblog.jp/8668029/を参照)
もう、「こんな本どうせ要らない!」ヤケクソ気味で、500Wで1分加熱。
変なものが飛び散らないように、ラップでぐるぐる巻きに。


うわぁ~、異臭が!
どうやら一部が焦げてしまったようだ。
紙の質にもよるようだけど、薄い本は45秒がベストのようだ(笑)
※電子レンジによる本の加熱は、大変危険ですので、賢明な読者の皆さまは、絶対に真似をしないでください!
次にコンビニ弁当並みに温まった本を外で叩いて、ダニの死骸を飛ばしました。
その後、本をパラパラとめくりましたが、痒くなりませんでした。
これも荒技ですが、表紙の汚れをアルコール綿花でこすり落としました。
(紙が破れたり印字が消えるので、これも真似をしないでください。)
現在はベランダで天日干し中。
天日干しが完了したら、コピーを取って、本体はビニールで密封し永久に隔離されることでしょう・・・。
大阪府豊中市の若林鍼灸院HP

医古文読解の為に・・・

中国医学の古典文献を扱うには、「工具書」と呼ばれる辞書の類が必要となってくる。
中国書を扱う書店で新品を買うのが一番だし、古書店で求めれば確実なのだが、1円でも安く買うのが大阪人?!(というか貧乏性な私・・・)。
ここ2日間、夜な夜なyahoo!オークションで色々と落札しました。
『経籍纂詁』宏業書局(台湾)、古書店で約3000円→2800円(送料込)で落札。微妙な値段・・・。
『漢語大詞典』縮印本 上中下巻 新品なら22800円→3000円(送料込)で落札。程度にもよるけど、良い買い物だったかもしれない。
工具書とは関係ないけど、以前からずっと買おうと思っていた『鍼灸甲乙経校注』人民衛生出版社も落札。
ついつい落札でテンションが上がり、どうでも良いことを日記をUPしてしまった。
実は勉強中の気分転換のつもりが・・・、いろいろ買ってしまった。
おそろしや。
しばらくはヤフオクは封印しておこう。

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公立図書館

今日は大阪府立中央図書館という府下最大の図書館を利用しました。
鍼灸関連の学会発表に使う資料を借りに行きました。
職員の方に、書庫から本を出して頂いたり、利用証の更新手続き等をお願いしました。
どの方の対応も、民間のサービス業と遜色のないほど、親切かつ迅速で驚きました。
やはり橋下改革の影響で、職員の方々も危機感を持たれているのでしょうか・・・。
利用者にとっては大変結構なことですね。
さて大阪の公立図書館で大きなものは、府立の中央、中之島、大阪市立の中央図書館があります。
これらは、公立の図書館は一般の方に開かれた図書館であり、研究機関に属さない個人が本格的な調べ物をしたり、研究する際には絶対に必要な施設であると思います。
上記の大型の施設の他に、市町村には小さな図書館が一杯ありますよね。
私の住む町にも沢山の図書館があります。
文化的な生活を送るのに図書館は必要不可欠でしょうが、小規模の図書館の数が増えすぎた感があります。
運営も、一個人のリクエストに簡単に応じて図書を購入したり、CD・DVDなどの音楽、映像資料を多く揃えたり、話題性だけの有益とは思えない図書を購入したりと疑問な点も多々見受けられます。
ある意味、書店やレコード屋(古い?)、レンタル店など民間の商売を妨害している気もしませんか?
例えば小中学校の図書室にある本が、近くの図書館にも置いてあります。
蔵書のデータを相互に共有して無駄を省くべきだと思いませんか?
財政難の中、これからも施設を維持するためにも、真剣に無駄を省いた運営方法を考えたいものですね。
因みに僕が発表する学術大会のポスターです。

僕はココにおります。→大阪府豊中市の若林鍼灸院