今年で当院も9周年。そろそろ変わらなきゃ!

あっという間に2018年も1カ月と半分が過ぎました。

昨年末から遠方の往診先が増えたりで、治療院を出たり入ったりとバタバタ続きです。
せっかく新患さんからお電話があっても対応できなかったり、希望時間に予約が取れなかったりと、申し訳ない状況が続いています。

更に子供から胃腸炎を移されたり、不注意から足の指を骨折するなどのアクシデントがあり、バタバタに拍車がかかっております。

なかなか以前のように落ち着いて、初めての方からの電話やメールでのお問い合わせやご相談に丁寧にお答えできておりません。
どうか助手も受付もいない一人治療院ということに免じて、とりあえずは大目に見ていただければ幸いです。

もうすぐ開業して9年(往診専門を入れると10年)。
開業以来、治療の事しか考えてきませんでした。
どんどん新しい技術や知識を身に着けて鍼灸師としてレベルアップしてきているのに、私の効率の悪い運営の仕方のせいで、多くの患者さんに還元出来ていません。
施術の方法、営業時間、院内での治療と往診のバランス、料金等々、そろそろ運営方法を大幅に見直す時期に来ているようです。

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ミオラブによる筋膜リリース

当院の施術に新しい道具が加わりました。
以前より施術に取り入れておりましたが、紹介が遅くなりました。

「ミオラブ」という道具です。
名古屋のしおがま鍼灸治療室の鳥居諭先生が開発された、筋・筋膜をリリースするマッサージ器具です。(因みに一般向けには販売されていません。国家資格を持ったプロ用です。)

ミオラブを皮膚に当ててマッサージすることにより、筋肉を覆う膜などが重なりあって癒着した箇所や硬くなった箇所を素早く解き放す(リリース)ことができます。

形状・材質も考え抜かれて製作されているので、素手では不可能な部位にもアプローチできすることができます。

当院は鍼がメインですので、鍼の効果を最大限に引き出す為の前処置として筋膜リリースを取り入れております。

素手や器具による筋膜リリースだけでも効果はあるのでしょうが、当院の場合は、癒着の箇所や深層部の筋肉にも鍼を使って直接的にアプローチできますので、より効果が期待できます。

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新アイテム続々追加!

12月に入って、寒い日が続いてますね。寒い日は往診が辛いです。

そして最近、私の財布の中身も寒いのですわ。

といいますのも、次々と新しいアイテムを購入してしまったからです。

その1:ボディクッション
ボディクッション
うつ伏せの施術時に使用するクッションなのですが、これが結構良い値段がします(米国製でウン万円)。
当院はベッドが2台あるので、本来2組必要ですが、とりあえず試験的に1組購入しました。
従来のクッションよりも、うつ伏せ姿勢が楽に出来るので、好評です。

※「ボディクッション」にご興味がある先生方にお知らせしたいのですが、身長150センチ以下の方には少々辛いようですので、ご高齢の方や、女性の患者さんが多い治療院が導入する場合は要注意です。

その2:患者さん用の着替え(女性用)

仕事帰りなどに手ぶらで寄ってもらえるように購入しました。
着替えが面倒でしょうが、これを着ていただくと、背中の施術が行いやすく助かりますね。
これも試験的に数セット導入しました。
もちろん1回1回洗濯していますので、安心してお使いください。
着用された患者さんの忌憚のないご意見ご感想をお待ちしております。
患者衣
女性用ですが、色はブルーのみです(冬場は寒々しいですがお許しを)。

その3:骨格模型

これは私の勉強用兼オブジェとして購入しました。
(稀に勘違いされる方がいるのですが、あくまでも模型です。本物の人骨ではありません。)
嫁には怒られそうなのですが、中国製じゃなくてドイツ製にしたので、これもまぁまぁの値段がします。
ドイツ人がモデルでしょうから、私と違って頭が小さくて羨ましい限りです。
院のオブジェとしても使えるかと思ったのですが、患者さん(特にお子様)に不評でして、
いつもは裏のストックヤードに隠しています(とほほ・・・)。
骨格模型
少しでも不気味さを消すために、撮影用に耳当てとマフラーをしてみましたしたが、余計に気色悪いですね・・・。

ということで結構な投資(散財ではない!)をしてしまいましたので、そんな若林鍼灸院の為に、積極的な来院をお願いします(笑)

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気付けば5周年でした。

早いもので8月も後半・・・
うん・・・待てよ。
大事なことを忘れてました!!

5月27日は若林鍼灸院の開院記念日でした。
(3か月弱忘れてました・・・)

自作のホームページ以外に広告もチラシも出さず地味に経営をしておりますが、無事に5周年を迎えることができました。

これはひとえに、皆々様のお陰です。ありがとうございます。

私以上に当院のことを宣伝してくださるご近所の方がいらっしゃたり、患者さんがお友達を紹介してくださったりと、色々な方にお世話になりっぱなしです。

先日も定期的に通院してくださっている患者様が、駅前の100円ショップで他のお客さんと立ち話しになったそうで(大阪らしいですね)、その際に「近くにいい鍼灸院があるよ」と宣伝してくださり、その方をわざわざ当院の前まで連れてきてくださりました。
本当にありがたい話です。

豊中も年金暮らしのご高齢の方が増えている中、当院は病院や整骨院とは違い、実費の治療ですので、負担も小さくないはずです。
ですから全ての人に気軽にお薦めできないのですが・・・。
どの方も、有るも程度のスケジュールといいますか生活のサイクルが決まっているはずです。
その生活のサイクルに無理のない範囲で鍼灸治療を組み入れていただければ、サイクルがよりスムーズに回り始める事を実感できるはずです。
(主婦の方なら、家事が少しははかどるようになりますし、趣味にも集中できるようになるはずですよ。)

この5年の間、近隣に同業者が益々増えてきていますが、鍼灸は鍼灸師によって考え方、治療法が様々ですので、それぞれの持ち味を生かせば、共存共栄できるはずです。
当院もまずは現在通っておられる患者さんを第一に考えながら、当院の治療法である「経絡治療」(局所や症状だけにとらわれない、体全体のバランスを整える鍼灸治療)をアピールして、少しずつでも当院のファンを獲得していきたいですね。

では6年目を迎える当院をどうぞよろしくお願いいたします。

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当院のアイテム・少し臭い「紫雲膏」

今日はお灸の話。

若林鍼灸院では、患者さんが熱く感じたら、中止するお灸「知熱灸」と、
モグサを小さく成形し、ツボに置き、直接焼き切る、昔ながらのお灸「透熱灸
の2種類を行っています。

後者の「透熱灸」は確かに熱いのですが、モグサ(艾炷)の大きさが直径1mm~1.5mm程度と小さく、火傷の心配はまずありませんので、ご安心ください。

さて、肩や膝周辺などの曲面にお灸を据える場合、そのままモグサを皮膚上に置くと、空調の風や患者さんが体を動かすことにより、火のついたモグサが落下する危険性があります。

そこで我々・鍼灸師は、お灸をする皮膚を消毒液や水で湿らせたり、「灸点墨」という粘り気のある墨やボディクリームなどの油脂や糊などを使い、モグサを皮膚表面に固定します。もしくは大きなモグサならば、ピンセットで固定しながら、お灸をします。(市販のお灸を使う場合は、あらかじめ糊が付いているので、何もいらないのですが・・・)。
当院では、「紫雲膏」という漢方薬の軟膏を使って、皮膚表面に貼り付けています。
ツムラ紫雲膏

下の成分表を見てもらえば分るように、油脂に生薬が配合された軟膏です。
因みに有名な江戸後期の医師・華岡青洲が考案した薬です。紫雲膏成分
「紫雲膏」は、火傷にも効能があり、お灸の固定用には最適なのですが、ただ難点は、独特のニオイがすることかな・・・。

昔の高齢の鍼灸師にはツバでお灸を固定する者もおりましたが、今の時代、そんな鍼灸師はたぶん?おりませんので、ご安心ください(笑)

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