鍼灸の場合も、西洋医学の場合も、一般的に発症から日が浅いものの方が、治りやすく、慢性化したものは改善に日数がかかるものです。
それに堪えきれずに、病院や鍼灸院を渉り歩かれている方をとても多くお見受けします。(それは、もちろん治療家サイドの責任もあるのですが・・)
慢性でも五十肩や腰痛などは、施術後に多少なりとも痛みが軽減したり、関節がスムーズに動いたり、効果がすぐに見えやすいので、患者さんが治療へのモチベーションを維持しやすいように思えます。
しかし慢性の皮膚、内臓、神経系の病気、心の病などは、短期間では効果を実感しにくく、治療へのモチベーションを保つのが困難です。
たとえ辛い症状が軽減されてなくても、治療の継続により、
睡眠の質が改善したり、お食事がおいしくなったり、便通が整ったり、お小水の出が良くなったり、夜中のトイレの回数が減ったり、顔色が良くなったり、呼吸が楽になったり、知り合いから「最近、元気そうね!」と言われたり、気持ちが前向きになったり、肩こりがしなっくなったり、女性なら生理周期が整ったりと・・・etc
と確実に変化しているはずです。
これらの小さな変化を積み重ねる中で、ふと気付いてみると辛い症状が改善されているはずです。
せっかく貴重な時間を割いて高い治療を受けているのですから、辛い症状以外の身体の変化にも探ってみてください。きっと良い兆しに気づかれることでしょう。
モチベーションアップの為にも、患者さんに治療の中でお伝えすればよいのですが、余計なお喋りをし過ぎて、ついつい疎かになってまってますので、ブログに書いてみました(笑)
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