伝統医学は迷信的か?

伝統医学、ここでは中国の伝統医学の話ですが、ベースとなるのが「気」という概念です。
「気」とは止まることなく絶えず運動し変化し続けている「何か」であり、中国伝統医学では、この世界のあらゆる事象を「気」の変化で捉えています。
「気」の変化は、自然においても自然界で生きる人間においても同様であり、共通する変化が見られると考えられています。(「天人合一」「天人感応」「天人相関」などと呼ばれる考え方。)
この世界の絶えず変わり続ける「気」の働きを、論理的に把握していくツールが、「陰陽」と「五行」なのです。(あわせて「陰陽五行説」と呼び、中国伝統医学の基本です。)
この「陰陽」「五行」というフレームワークを用いることで、混沌とした複雑な世界(人体)を構造的に把握することが可能になります。
中国伝統医学といえば、シャーマニズム、オカルトティズムや迷信的で直感的な治療だと思われがちですが、陰陽や五行などの論理を使って病態を把握し、論理的に治療法を導いていくものです。
もちろん現代の考え方(現代医学、西洋医学)とは異なりますが、決して「効けば何でも良い!」「何でもあり!」の野蛮な治療ではないということです。
中国伝統医学のバックボーンには、しっかりとした理論があります。
何を書きたいのか分からなくなってきましたので、ひとまずこの辺で失礼します(笑)
僕はココにいます。→大阪府豊中市の若林鍼灸院