治療の間隔

いや~、4月も後半に差しかかろうとしているのに、寒いですね。
寒いだけならいいのですが、農作物にも影響しているそうで、早く平年並みの気候に戻ってきてほしいものです。
さて、今日は治療の間隔についてのお話。
初めてこられた患者さんに「どの位の間隔で来た方が良いですか?」と質問を受けます。
健康維持ではなく治療目的であれば、2回目の治療は、最低でも1週間以内、出来たらなるべく早く来て欲しいと伝えております。(もちろん、改善して安定してくれば、もっと間を空けてもOKです。)
早く効果を実感していただくには、最初は詰めて通っていただくのが理想だからです。
治療期間が長くかかる慢性疾患でも、最初に少しでも変化を感じてもらった方が、長期戦へのモチベーションが高まると思います。
また最初に間隔を詰めて来ていただいたのに、身体のどこにも少しも変化がなかったり、期待が持てないようであれば、ダラダラと通うよりも、早く自分に合うか合わないかを見切れると思うので、時間とお金の無駄にもなりません。
(ただ治療院をコロコロ変えてばかりいないで、腰を据えてかからないと良くならないものもありますが・・・)
とはいえ、働き盛りの方や子育てや介護で忙しい方は、なかなか通院の時間が確保できないでしょうし、昨今の経済状況では1回4000円の施術料は決して安くはないと思います。
ということで、一応の間隔の目安をお示ししますが、それを参考にしながら患者さんの負担にならないペースで自由にお越いただいています。
次の予約を強引に入れたり、回数券を買わすなどの強制は一切しません。
最近、電話で来院を促す治療院もあるそうですが、そういう類は本当に嫌いです。
治療家として治すことだけを追究するならば、高頻度の来院を促すべきなのかもしれません。
なので悩ましいところですが・・・。
自分自身が他人に強制されるのが嫌いで「ハイハイ」と笑顔でうなずきながら、絶対に守らないタイプなので・・・・、当院では、おそらく幼稚園で教わったであろう「自分がやられて嫌なことは人にするな!」のルールを適応しております。
(きっと商売人からも治療家からも、まだまだ「青い!」「甘い!」と言われそう。)
そうそう!「途中で間が空いちゃって、もう一度通いにくいわ。」とか「他院に変えてみたけど、しっくりいかない。」という方も大歓迎です。
私も理容店や美容室でこういう経験があり、何となく気まずいので行くのをためらったことがあります。
患者さんが戻ってきてくれたら、初診の方が来られるよりも嬉しいものです(これは理容師さんや美容師さんも言っていた)。
伝統鍼灸・経絡治療の若林鍼灸院(大阪府豊中市)HP