昨日の午前中は大阪府鍼灸師会主催の「素問勉強会」で、午後は所属する研究会の月例会でした。
(※『素問』とは中国伝統医学の原典)
午前・午後とも、鍼灸関連の古典文献の勉強会です。
即、臨床に生かせる類のものではありませんが、伝統鍼灸と標榜している以上、欠かせない勉強です。
梅田の大型書店の鍼灸コーナーを見てもらえばわかりますが、古典文献の解説書や、「古典を応用」「古典に基づいた」と謳った鍼灸の臨床の書籍が多く出版されています(鍼灸師の総数が増えるにつれ、ドンドン新刊が出ています。鍼灸師向けビジネスは結構おいしいのかもしれません。)
そういった大先生?の本を読むことも大切なのかもしれませんが、それだけではいつまでたっても単なる「消費者」から抜け出せません。
自ら古典文献を読み解く力がないと、いつまでも難解な言葉で煙に巻かれたり、「誰々先生は、こう言っている。」「○×流では、こうらしい」などと言ってすぐに人の影響を受け、右往左往してしまいそうです。
私は、自分の足でしっかり立つ為にも、古典文献の勉強を続けたいと思っています。
(ただ単なる消費者や大先生のファンの方が、居心地が良くて楽チンなのでしょうが・・・)
生意気なことを書いていますが、まだまだ分からないことだらけではあります・・・・。
自立とはほど遠いのかもしれませんが、そういう志でボチボチやってまっせ~、という話でした!?
伝統鍼灸専門・若林鍼灸院HP(大阪府豊中市)