当院で使用しているお灸は?

みなさん、連休をいかがお過ごしでしたか?
丹波方面へ車でドライブを楽しんできました。
お土産に黒豆の枝豆を買ってきました。
通常の枝豆よりも濃厚で美味しいです。

さてさて、本日は当院で使用しているお灸をご紹介します。
悪いことをしたら罰として「お灸をすえる」とか、銭湯や温泉でお年寄りの肩にや背中に残るお灸の痕のイメージからか、お灸を怖がる方が多いですね。
昔は大きなお灸を直に肌の上に据え、火を付ける方法がメインでした。
もちろんヤケドしますから、お灸の痕が残ります。
また「灸あたり」と呼ばれる副作用もみられました。
しかしながら、多くの方からお灸が支持されていたことからしても、高い効果があったことが窺われます。
高い効果が予想される昔ながらのお灸ですが、現代の多くの日本人にとっては、熱さ耐えることが出来なかったり、刺激量が強すぎて副作用が出たり、灸の痕が美容上困るなど、効と同じくらい害が出てしまいそうです。
そこで当院では、昔ながらの「やいと」の良い所を残しつつも、痕が付きにくく熱すぎないお灸を行っています。(だから怖がらなくてもOKですよ!)
直接、お灸を肌の上に据えますが、とても小さなお灸を据えています。
なんと、ゴマ粒やゴマ粒の半分くらいの大きさです。
この小さな小さなお灸を体質、症状等に応じたツボに据えていきます。
また、大きさは小指大の大きさですが、火を付けて熱くなる前にお灸を取り外す「知熱灸」という方法も導入しています。
これは大変、気持ちの良いお灸で、じわーっとした余韻が残り、好評です。
また主に背中やお腹のツボに用いています。
下の画像は、当院用いている艾(もぐさ)の画像です。
左がゴマ粒大以下の小さなお灸に使う艾で、国産の最高級の艾を使用しています。
これを適当な大きさに一つ一つ手で捻り、ツボに据えていきます。

右が知熱灸などに用いている艾で、燃焼時間が長く、じわーっとした心地良い温感がツボから伝わってきます。
これも、手で一つ一つ円錐状に捻っていきます。
このもぐさも国産です。
最近はお手軽な簡易式のお灸も多く出回っていますが、たまには患者さん状態を診て、一つ一つ手で捻るお灸はいかがでしょうか?
僕はここにいます。→大阪府豊中市の「若林鍼灸院」