後頭下筋群への鍼

今日は毎月恒例の鍼の勉強会(鳥居塾)へ。

先月から引き続き、後頭下筋群(上・下頭斜筋、大・小後頭直筋)へのアプローチ方法を学んでまいりました。
以前から後頭下筋には鍼をしてきましたが、ご指導いただいた方法は、確実かつ安全にもっと効果的に緩められる方法でした。

後頭下筋は、頭蓋骨の下部と上位の頸椎をつなぐ筋肉で、深い位置にあります。
その筋肉の上には僧帽筋、頭半棘筋、頭板状筋、胸鎖乳突筋などが乗っかっていますので、いきなり本丸を攻めてはダメで、まず表層の筋肉から順に緩めなければなりません。
その表層の筋の筋膜リリースも学びました。

骨にある後頭下筋群の付着部(起始停止)を漏れなく捉える鍼の打ち方と、効果的な患者さんのポジションなどを丁寧に指導いただきました。

首凝り、肩凝りはもちろん、大後頭神経、小後頭神経に接する筋肉ですので頭痛の治療にも欠かせません。
また一つ、鍼の技術の引き出しが増えました。

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