週末に読んだ3冊の本

先日、茶屋町のカキ料理屋さんに行った帰りに、ジュンク堂に寄りました。
最近は、鍼灸の古医書(の活字本や影印本)とその読解用の工具書ばかりをネットで購入していて、一般の本屋に行くのは久しぶりでした。
医学書コーナーで立ち読みを開始。
東洋医学関連の新刊が続々と出ていました。
たまには毛色の違った本も読みたいと思い、とりあえず3冊を購入。
①『低血糖症と精神疾患治療の手引』柏崎良子著
著者(医師)によると、精神疾患(うつ・パニック障害等)やイライラ・慢性疲労の様々な症状が、実は(機能性)低血糖症によって引き起こされているらしい。
そのメカニズムを生理学的に詳しく説明してくれています。
「低血糖症」という言葉をネット上などで目にしますが、5時間にも及ぶ精密な検査と類似の疾患を除外しないと、安易に診断はできないらしいです。(自己判断は禁物ですよ。)
「低血糖症」に関する本は、ここ数年で増えてきているみたいですし、今後は患者さんとの会話の中で「低血糖症」というキーワードが出て来そうな予感。
②『AZP理論に基づく変形徒手矯正術』西村久代著
鍼灸学校の同級生がこの先生の下で勉強しているので、興味本位で購入。
変形が起こる機序や、それに対する手技がイラスト付きでとても分かりやすく解説されていました。
現在、鍼灸がメインでリハビリマッサージは殆ど行っていませんが、鍼灸の臨床を行う上でもとても参考になりそう!
③『うまくいく治療院&サロン経営 6つのかんたんルール』馬場乾竹著
サラリーマン時代はこの手の本をよく読んだものですが、鍼灸師になってからは経営のノウハウ本は読んでませんでした。
これまた鍼灸学校クラスメイトが、この先生の下で働いているので、これまた興味本位で何となく購入。
とても率直に赤裸々にご自身の治療院経営について語っておられ、あまのじゃくな僕も「へ~」「ふ~ん」と素直に感心しながら、一気に読破。
(著者は、この本の印税をすべて日本赤十字社に寄付されるそうです!!)
古医書もいいけど、たまには他のジャンルも読まないといけませんね。
行岡時代の同級生のお陰で、いい本に出会えたな。
同級生のみんなとは、治療のスタイルも流派も違うけど、私も頑張ろう!!

大阪府豊中市の若林鍼灸院HP