日本鍼灸史学会に参加してきました!

16,17日と日本鍼灸史学会に参加してきました。

 

 

 

 
今回は、「『鍼灸資生経』所引の『甲乙経』」という演題で発表させていただきました。
発表者の多くが鍼灸師で、学者ではありませんので、いくら文献の研究をしても、お金にも名誉にもなりません。それでも仕事や家事の合間を縫って、真摯に研究に勤しんでいる姿勢は、とても素敵だと思います(自分を褒めている訳じゃなですよ)。
安易なハウツーや治療院経営術のようなセミナーや勉強会が持てはやされている鍼灸業界ですので、余計にそう思いました。

大阪府豊中市の若林鍼灸院HP

来月は鍼灸史学会

来月11月17日(土)と18日(日)は、毎年参加している日本鍼灸史学会です。

今年は『鍼灸資生経』と『鍼灸甲乙経』という鍼灸の専門書についての発表をさせてもらいます。
今回は初日の3番目に発表しますので、終り次第、他の方の発表を落ち着いて聞けそうなので、楽しみです。
ただ例年のことながらまだまだ準備不足で、ラストスパートが必要なようです・・・(怠けていた自分が悪いのですが・・・)。

もしこのブログをご覧の方で、鍼灸の古典文献に興味がある方がいらっしゃいましたら、鍼灸史学会へお越し下さい。
私の発表は別としまして、他に素晴らしい先生方の口演もありますので、是非とも。
東京大学教授・池澤優先生による特別講演「天と地と鬼神―中国古代における死者の霊魂の二元性」もあります。
会場は二日とも、京都アスニー(京都市中京区)です。

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もうすぐ鍼灸史学会

ブログも前回、散髪での失敗談以来、更新してませんでした。
今月も散髪に行きましたが、今回は大丈夫でした(笑)。
さて、当院ホームページでもお知らせしているように、11月19日(土)は学会発表の為に休院いたします。
私の発表は、20日(日)なのですが、会場の運営のお手伝いをしますので、土曜日もお休みをいただきます。
今回の発表内容は、『鍼灸甲乙経』という本の版本の比較を行います。
前回までは臨床にも関連する内容だったのですが、今回はテキストの比較ですので、とても地味な内容です。
ただ、中国医学の基本典籍にもかかわらず『鍼灸甲乙経』の版本の比較は、まだ十分になされていないので、
意義があることだと思います。
他にも鍼灸の古典文献に関する様々な報告があり、19日には東海大学・渡部武先生による講演(「精気-中国古代の食と人体-」)もありますので、下記HPをご覧の上、足をお運びいただけたらと・・・。
日本鍼灸史学会ホームページ
会場は平安神宮の近くの「みやこめっせ」です。
疎水の周辺も綺麗ですし、美術館も近くですし、行楽を兼ねてお越し下さい(笑)。
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学会終了

昨日、日本鍼灸史学会にて何とか無事に自分の演題を発表することができました。
今回で3回の発表ですが、すごく緊張しました。
去年は準備不足と頭が興奮しすぎて、学会前に55時間も連続して起きているという、危険な新記録を樹立してしまいました。しかし今年は徹夜することもなく、体調も崩さずに終えられたことに、まずはホッとしています(内容的には、まだまだでしょうが・・・)。
今学会では、東海大学の渡部教授の特別講演が、とても興味深く印象に残っております。
鍼灸と直接的には関係の薄いテーマではありましたが、それが逆に大学時代の教室にタイムスリップしたような感覚をおぼえ、良い刺激になりました。
今回の発表にあたり、ご指導いただいた先生方に感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございました。
大阪府豊中市の若林鍼灸院HPへ

学会の準備

早いもので今年も残すところ2ヶ月。
今年も鍼灸師として少しは成長できたのかと自問する今日この頃です。
さて私が発表予定の鍼灸史学会までは、あと更に短く、残すところ3週間弱。
学会の準備は古医書(漢文)とにらめっこをする地道な作業です。
今年で3回目の発表なのですが、未だに慣れずにあたふたとしております。
古医書と格闘するのは、はっきり言って苦痛です(好き勝手に読むだけなら、楽しいだろうけど)。
でも今年の学会準備では、ごくごくたまに面白味を感じる瞬間があった。
1時間に1回、いや1日に1回、いやもっと少なくて10日に1回くらいの確率で小さな発見などがあり、ほんの少しだけ楽しい時がある。
これは成長した証なのか・・・。
若い子から、好きな事、やりたい事が分からないという声を聞くが、たまたま嫌なことをやっているうちに其れが好きなこと・やりたい事に転化していくこともあると思う。
今、まさに転化中かも?!
とにかく本番まで頑張ります!
もちろん臨床も頑張ってますので、是非ご来院ください。
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